GSX750/1000/1100Sカタナの19インチ改
GS1000SZ(US仕様)*私のではありません(笑) |
19インチの改造は、ホイール自体19インチのマグホイールはハーレー用のダイマグが噂には聞いた事がありますが、カタナ用は18インチしかありません。 で、19インチでの改造といえば、ブレーキ系、チェーン、電気系、給排気系、etcですが、やはりカタナの最大のウィークポイントであるブレーキを効くようにするか?がメインだと思いますので、ここではブレーキの改造をちょっと。 |
カタナノーマルデータ |
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輸出仕様 |
国内仕様 |
ファイナルエディション |
(ディスク径) |
275 |
275 |
300 |
(マスターシリンダー) |
1/2? |
5/8 |
5/8 |
(キャリパー) |
片押し1ポット |
異型片押し1ポット |
トキコ4ポット |
−step1− メッシュホース換装。マスターシリンダー換装。 −step2− キャリパー交換。(サポート必要) −step3− ディスクローター大径化。 |
ブレーキの仕組み |
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一般的には、このような感じでブレーキ強化をされると思います。 で、まずホースですが、メッシュホースは見た目にもいかにもよさげですが、実際には制動力がアップするのはわずかです。要はホースの膨張が少ないだけの話ですので、タッチが良くなるだけですね。 次にマスターシリンダーですが、実質には一番効果ありと言われます。で、1/2・5/8などのサイズがありますが、要は油圧レシオ(キャリパ-ピストン径の総面積/マスター径)で大きくかわります。 しかし、ダブルディスクの場合大方5/8を使用していると思いますので、5/8使用としてキャリパ-ごとの差を検証してみました。(表参照) |
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ピッチ |
ピストン径 |
材質 |
総面積(ダブルディスク) |
油圧レシオ |
ブレンボキャスティング異径4ポット |
40 |
34・30 |
AL |
6455.8mu |
406 |
ニッシン異径4ポット |
40・90 |
34・30 |
FE |
6455.8mu |
406 |
ニッシン異径6ポット |
40・90 |
30・25・22 |
↑ |
6308.3mu |
396.7 |
ロッキード2ポット(2696) |
88.9 |
41.3 |
AL |
5355.9mu |
336.8 |
ロッキード異径4ポット(4484) |
40 |
36・31.8 |
↑ |
7244.7mu |
455.6 |
ロッキード異径6ポット(4466) |
40・90 |
28.6・28.6・26.7 |
↑ |
7425.8mu |
467 |
トキコ異径4ポット |
90 |
30・27 |
FE |
5115.0mu |
321.7 |
トキコ異径4ポット |
62 |
32・30 |
↑ |
6041.3mu |
380 |
トキコ異径4ポット |
62 |
34・30 |
↑ |
6455.8mu |
406 |
トキコ同径6ポット |
90 |
27・27・27 |
↑ |
6867.2mu |
431.9 |
トキコ異径6ポット |
90 |
27・27・24 |
↑ |
6386.8mu |
430.0 |
トキコ異径6ポット |
62・90 |
27・27・24 |
AL |
6386.8mu |
430.0 |
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*トキコ異径4ポット90ピッチはTL−S、 トキコ異径4ポット62ピッチはピストン径の小さい物がGSX−R600大きいものが、カタナFE、GSX−R750(00) トキコ同径6ポットはGSX−R1100/750(〜95)、 トキコ異径6ポットは96GSX−R750〜、TL1000R、GS1200SS、カワサキ車。 トキコ異径6ポットのアルミピストンはGSX−R1000(01)、ハヤブサ |
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で、キャリパ-ピストンの総面積を計算してみました。一番面積の小さいトキコ異径4ポットだとピストンを押す力は一番弱いが、キャリパーピストンのストロークは一番大きく(少ない握りで=レバーのストロークは短い)即ち握力が要る。 逆にロッキードの4466だとピストンを押す力は一番強いが、キャリパ−ピストンのストロークは一番小さく(多い握り=レバーのストロークは長い)、即ち握力は少なくて済むがいっぱい握らなければならなくなる訳です。 ですからマスター径との組み合わせを変えれば、またこれも変わってきます。それに横置きのマスターとラジアルマスターではレバーレシオが異なる為(ラジアルのほうがパワーロスが少ない)横置きとラジアルでは径だけでなく、トータルレシオ(油圧レシオ×レバーレシオ)で考慮すべきですね。 例)ニッシン6ポットの場合 横置き15.9mm(5/8) トータルレシオ 90 ラジアル19mm トータルレシオ 92 で私の場合は19mmのラジアルをつければいいと言う事になります。 |
で皆さんの改造例 |
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@pepeさん |
AKATANAパパさん |
BOHさん |
Cたけみつさん |
Dポカラさん |
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ディスクローターは@のようにブロスのローターが流用できます。これが格安で入手できればかなり安上がりになります。新品で1枚3万位なのでABのアドバンテージ製29800(1枚)とほぼ同額になります。10万は軽く突破します。Cは鋳鉄ローターに90ピッチのサポートです。Dも鋳鉄でブレンボです。私なりの意見ではカタナのノーマルフォークに320+ブレンボにするだけでかなり効きますが、できればスタビ&サスセッティングは必須のような気がします。 |
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キャリパ−について |
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これはもう圧倒的に「ブレンボ」賛成多数!ですね!一般的に「安い」「いい」とくれば多いのは当たり前。私は見た目が嫌なのであえて「かっこいい」は省かせていただきました。 が、やはりいいものはいい!理由はやはり軽さでは?何故?ニッシンはピストンはほとんどがスチール。若干はアルミピストンもあるようです。ファイヤーブレードの62ピッチ4ポットはアルミピストンのようです。 最近のGSX−R1000、GSX1400のトキコ6ポットともに62ピッチ、ハヤブサのトキコ6ポット(90ピッチ)などがアルミピストンを採用しています。アルミピストンは軽量化と作動性に優れるようです。ロッキードもやはりアルミ。 しかし、ダストシールがない。高い。と言う訳でブレンボのデザイン以外の悪評は聞いた事がないですね。ロッキードは見た目は最高だが、値段が手におえない。と言う事で、黒が好きな人はニッシンに落ち着いているのでは?なんて思います。もっとも最新はラジアルマウントの時代のようですが、、、 |
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ローターについて |
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近年はレーサーもステンの時代のようです。一時期の鋳鉄は影を潜めているようです。 なにしろ「錆びる」「雨だと効き難い」「古いと割れる」というのが一般論らしいです。と言う訳でステンがおすすめみたいです!それも安く入手できるサンスターか、流用がいいのでは? あとはアドバンテージのベーシックディスクというのも安いですね。これはお金基準ですが、いい物はやはり出費は覚悟しなければいけませんね。大体1枚5万位からですね。 |
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マスターシリンダー |
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やはり、人気だったのはRC30用のタンク別体式の横置き15.8で、一斉を風靡しましたね。 ちなみに、私はスズキ(ニッシン)の別体式ですが、これも結構流用されているようですね。で、次にはセミラジアルで、ホンダのVTR1000、CBR954などが、ニッシン製のセミラジアルを純正で使用されていました。 今はブレンボのセミラジアルもあり、よりラジアルに近いようです。やはり、もっと評判がいいのは、ベルリンガーや、ブレンボ、ニッシンのラジアルですね。で、その中で安いのはニッシンですね。1.5諭吉辺りで、その他は3諭吉〜5諭吉辺りでしょうか? あと、ロッキードの可変レシオは、いいらしいですねぇ。10万!!!なのでなかなか手はでませんが.... |