車検(改造申請) 異型式エンジンへの換装 日本国には車検という海外ではあまりみられない面倒な制度があります。 おかげで我が750も車検を取得せねばならず、加えて改造申請なるものをしなければなりません。 なぜならば、通常車体には型式(GS750X)や名称(スズキ)、エンジン型式(GS75X)という項目が車検証には記載されています。 この車検証に(GS75X)の別エンジンを載せかえる場合は問題ないのですが、輸出仕様(GR71A)のエンジン(R701)を載せる場合ですと改造申請が必要になってきます。 当然、油冷エンジンを積む場合にも同様の申請が必要となります。 今回もう一点ややこしい?点があります。通常GSX750SUには通常型式GS75Xのエンジンが載りますが、入手した750のエンジンは職権打刻してあります。 ですので型式が(東[○○]東)となっています。そうするとこのエンジンと車検証の対であれば車検取得は可能です。 が、このエンジン単体では「747ccで72PSのU型のエンジ」ンと言っても証明するものがありません。ここは「度重なる錆落とし、塗装の結果、エンジン型式が見にくくなり打刻しました。間違いなくGS75Xのエンジンです。」という言い訳しか存在しません。 ですので、このフレームと車検証にはGS75Xのエンジンでさえ異型式エンジンの載せ変えとなる訳です。 改造申請に必要な書類 @ 改造自動車等届出書(表表紙) 記入は中央部に自分の住所、名前、電話番号を記入し、捺印です。 表表紙裏 表表紙裏には、改造の種類によっての必要書類が書いてあります。記入項目はありません。 A改造概要等説明書(表) こちらには、改造前の諸元と改造後の諸元を記入します。変わるところは記入し、変わらないところは「←」と記入します。 裏 裏面というか右面というか、ですが、「改造等の概要」で一番上の「目的」に 原動機故障の為、性能向上の為 と記入しています。3番目の項目が、「原動機」になるので「(新エンジンの型式)の原動機に変更)」と記入。 Bエンジン及び動力伝達装置の比較一覧表 こちらは、旧エンジン、新エンジンの諸元の比較一覧で、車両型式・エンジン型式・排気量・最大出力・最大トルク・クラッチ型式を記入し、あとはミッションの変速比を記入します。 で以上の3種類の書類を作成し、 C新しく積んだ原動機が搭載された写真 PCの写真印刷で十分です。私はA4に印刷しました。 D型式が分かる写真もしくは石刷り こちらもPCの画像印刷です。 これらを一緒に提出し、オッケーが出てから車検を受ける事ができます。実際には以上の書類が基本なのですが、私の場合(兵庫)は更に E旧エンジン型式の車検証のコピー F新エンジン型式の車検証のコピー を車検場で追加し添付しました。で、また車検場から連絡があり更に G新エンジンの最大出力及び最大トルクの載った雑誌等のコピー を追加でファックスしました。尚、現在は車検もダイブ変わっていますので足廻りの変更等は余程の寸法変化等ない限りしなくていいようです。 さて、、、、、、経過報告ですっ!! 実際には申請を出してから十日程で改造申請は無事パスしました。案外簡単にいきましたねぇ。ところが、実際に、新規ラインに行くと、ハンドルロックがないのを指摘されたり、マフラーの音量が大きいので、車検は通りませんでした。 で、再挑戦。結局、バイク業界の方に頼みました。まあ、とりあえず細工をし音量を抑え、なんとか通りました。が、今後の事も考えマフラーは変えます。 |