ブレーキの改造A(2005〜2009) ラジアルマスターについて 私自身はpepeさんのラジアルを体験して、「使いやすかったから、俺もやろ♪」ってな、単純な動機です。(笑)ただ、高かったから遅くなっただけっす。(笑)今更ですが、世間の評判はおおかた@ベルリンガーAブレンボBニッシンみたいですね。でも、もうニッシン買ってるし、安いし、評判なんてもはや関係ありません。(笑) 実際に、2台のカタナを所有してニッシンマスターだけでも、横置き(15.88)セミラジアル(17.46)、ラジアル(19.01)と変更し、んでもってキャリパーもニッシン6P→トキコ4P→ニッシン4P→トキコ6Pと色々使いましたが、マスターシリンダー、キャリパーも色んな組み合わせをすると、これがまた組み合わせによって全然違うんですわ♪これが〜! ブレーキ系の改造の参考になればと思います♪んな訳で、なにを変えたらどうなるねん?って話です。 <キャリパーそのまま、マスター変えたら?> <マスターそのまま、キャリパー変えたら?> ←小さく マスターシリンダー径 大きく→ ←小さく キャリパー面積 大きく→ ←高 油圧レシオ 低→ ←低 油圧レシオ 高→ ←増 レバーストローク 減→ ←減 レバーストローク 増→ ←減 キャリパーピストンストローク 増→ ←増 キャリパーピストンストローク 減→ ←強 キャリパーピストン圧力 弱→ ←弱 キャリパーピストン圧力 強→ ←不要 握力 要→ ←要 握力 不要→ 大方の皆様はそうそうキャリパーは変えないでしょうから、マスターシリンダーをラジアルに♪って感じだと思います。その場合は現状より良くなればいいので「現在のトータルレシオだと「ラジアルだとこれ」という基準だけでいいですね。 いわゆる横置き14→ラジアル17、横置き15.8→ラジアル19って事です。でっ、トータルレシオってなんやねん?というと、下の式で計算できるみたいです♪ 油圧レシオ(キャリパーピストン総面積/マスターシリンダー総面積)×レバーレシオ(支点〜握る点間の距離/支点〜ピストン押す点間の距離)=トータルレシオ だそうです。(笑)面倒なのでそんなもん計算しません。(笑)んな訳でデイトナニッシンの「トータルレシオ早見表」を基準にレバーレシオは逆算し、実際には私自身は計算していませんので違っててもあしからず。(笑)でキャリパーの種類を増やしてみました。キャリパーも全部安いほうの物しか載せてません(笑)でダブルディスクの数値です。 <トータルレシオ早見表> キャリパー 総面積 横置14 横置15.8 ラジアル17.5 ラジアル19.1 トキコ4P 5158.6 92.8 72.2 87.3 73.0 ロッキード2P 5355.9 96.4 75.0 90.6 75.8 ニッシン6P 6308.3 113.5 88.3 106.8 89.3 トキコ6P@ 6386.8 114.9 89.4 108.1 90.4(998) ニッシン4P 6455.8 116.2 90.4 109.3(750) 91.4 ブレンボ4P ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ トキコ6PA 6867.2 123.6 96.2 116.2 97.2 大体こんな感じであります♪現在の組合せのトータルレシオに合わせたラジアルでのトータルレシオを基準にすればいいかと思います。また、現状不満であるなら不満部分を解消できるようにキャリパーもしくはマスターの径の組合せを変えてみればいいかと思います。 トータルレシオはあくまでも数値的な基準であって、効きが云々という事ではありません。また、ラジアルマスターも最大効力が上がるという訳ではなく、最大効力を、少ない握力で、より詳細に引き出すと感じですね♪ ニッシンラジアルマスター装着の失敗例(泣) GSX1000Sカタナ (INAZUMA1200:310パイローター/トキコ6ポット/ニッシンラジアル19) 最近998に乗ってると750に乗ったときにブレーキが効かないので怖い思いをする事が多いです。で750のマスターも15.8の物で、もうバンジョー奥のネジピッチも潰れて要交換だったのです。 普通にセミラジアルを買ってもつまらないので、バンジョーがダブルでもラジアルが付くと言う噂があるので、ここは!とラジアルを998に導入し、998のセミラジアルを750に回そうという計画であります。 でニッシン鋳造ラジアルポンプマスターシリンダーは付け難いと評判であります。(苦笑)で、ま下調べをしやってみます。 実際にカタナ乗りのなかでもpepeさんがnissinの鍛造、ふみさん、ねじさんがブレンボ、トムさんがヤマンボ、エボ太郎さん、にごうさんがnissinの鋳造で、どのマスターも取出は下向きです。全員足廻りを改造されており、pepeさん、ふみさんは、純正フォークの37パイ、他の皆さんは全員41パイなので、43パイは私だけです 。 やはりバンジョーの取り付けが裏側なので、シングル出しにすればダイブましだとは思うのですが、ホース買い替えの余力などありません。んな訳で買っちゃいました♪ で、借付けしてみます。カウルもつけてみていけたので、カウル外してどんどん作業進めます。ホースは今のはマスター側がストレート、キャリパー側が20度ですが、ホースをひっくり返してマスター側を20度にします。でエア抜きも終らせて完成!! と思いきや、カウル付きませんでした、、、、、、、、、、、、、、、ガ〜ン!! なんの為のカウルの仮付けだったのでしょう?(苦笑)失敗でした。下のバンジョーが右にハンドル切っても、左に切っても当たります、、、、、、、 んな訳でやり直し、、、、、、 で、今度はカウル付けて、マスター側のバンジョーの調整をしますが、、、、、当たります、、、、、 実はこのマスターバンジョーの取付部の両側にストッパー付いてます。引込みつかないので糸鋸で切ります。 で、上のバンジョーを切ったストッパーのほう(前)にずらし、下のバンジョーをフォーク側にずらします。 これでなんとかカウルには少し当たりますが、致命的な状況は脱出しました、、、、でも、エア抜きやり直し、、、、、、、、 で、クラッチは750がセミラジの銀レバーになるので、750の黒を998に。 その後、ギリギリでホースを組んでるので、R1100用のスロットルが今度は短く、通す場所もなく、右往左往、、、、 まあ、左いっぱいにハンドルきるとパツンパツンですが、(苦笑)なんとか形になりました〜♪ では、見て頂いた方に参考になればと、、、、、まず、このマスターは機能はともかく、スペースの使用に関してかなり偏ってます。キツキツです。 まず、位置決めの前のストッパーは1本出しならいいですが、2本出しなら切り落としましょう! で、マスター側のバンジョーは、カタナなら20度が最適だと思います。丁度、センターに落ちてきます。 * ノーマルの足回りだと、ハンドルも上にオフセットしてますし、フォークも細いし、ピッチも狭いので、幾分楽かとは思います。 * 足廻り改の場合は、とにかく現物合わせ&工夫しかありません。もし、ほんとに無理そうだったら、オークションにでも出しましょう(笑) * 私の場合は、基本的に43パイのGSX−R系の組み合わせですので、同系統の改造の方には参考になるかと思います。 * また、ステムもハンドルも正立R750の物ですが、トップブリッジとの隙間はハンドル側を削って0にしてます。 * スイッチボックスとスロットルケーブルは、GSX−R1100の1本出しの物ですが、このケーブルの取出しがバンジョーの場所とカブリます。 * バンジョーボルト下と、カウル間は5mm位開いてます。どちらかというとバンジョーボルトではなく、バンジョーの逃がしが課題で、右舵いっぱいが、下のバンジョーとの干渉、左舵いっぱいが、上のバンジョーとの干渉、が問題です * 追伸: 左の○部分の干渉は軽いと思ってました。が、、、、、フルステア手前で結構当たってます(泣)。 フォークが41パイならまだ車体側(後ろ)にずらせるんですが、43だしぎりぎりだし、、 おまけに、見て頂ければお分かりのように、スウェッジラインのバンジョーはでかいです。少し小さいのもありますが、、 普通はこれです。アールズやグッドリッジだと薄く、細く、小さいです。 んな訳で、気分的にもギリギリとかはあまりよろしくないので、シングル出しのバイピースに変更します、、おろろろぉ〜(泣) インプレ 早速、走ってきました。 つっても、メインは750(笑)なので、750+セミラジアルで先に走ります。そのインプレは750のページに書くとして、次にいよいよ998です。やはりセッティングの重荷が取れると気分いいです♪で、750の直後に乗った訳ですが998はやはりトルク型です。楽チン♪であります。 で、早速ブレーキかけます。 「う“わっ」いつもの調子でブレーキかけたら 「カックンブレーキ」になりました。750の変更よりも、明らかにこっちのほうが激変です。 998は17.5mmのセミラジから19mmのラジアルへ。その差2.5mm。対して750は横置きの15.8から17.5mmのセミラジへ。その差1.7mmだし、セミラジつっても横置きから約15%斜めにしてるだけらしいです。なのでその激変も頷けますね。 まあ、苦労してつけたし、それぐらい効果ないと、、、(笑)てな訳で、戻ってすぐフロントの伸び側を締めました。それだけ変わります!!でも、改めて実感したのはキャリパーがやはりいい!よく効きます。セミラジアルのときでも感動しましたが、今回も感動しました。 998のわらしべ(笑)、750にセミラジアル GSX750Sカタナ (GSX−RH:310パイローター/ニッシン4ポット/ニッシンセミラジアル11/16) 以前、ラジアルマスターが5諭吉くらいしてた頃、密かに話題になってたCBR900RR、VTR1000SP1のニッシンセミラジアル。19mmってー事で、ネットで品番探してホンダ品番で注文。ずっと19mmだと思ってましたが、11/16で(17.5mm)でした。 即ち後から出たCBR954RR、VTR1000SP2用も19と思ってたら、違って17.5mmだったようです。まそんなん今更(笑)なんですが、実際に使っててキャリパー面積の小さいトキコ4ポットでは全然良くなく、面積の大きいトキコ6ポットではなかなか良かったのでまあよしとします。 で、998にラジアル導入で998のセミラジアルを750にわらしべ移植とあいなりました。どちらかと言うと、750のブレーキ強化のほうがメインなのです。(笑)んな訳でセミラジアルは銀レバーなので、998についてた銀のクラッチレバーと750に付いてた黒レバーはもう交換済み♪で、マスターの取付けです。 998のラジアルには悪戦苦闘でしたが、こっちは横置きと配置、取回し等がほとんど同じなので、ちょちょいのちょい♪で終りました。(笑) それにしても前の横置きは長い事使いました〜。かれこれ14年も使っていました。丈夫で長持ちであります♪カップとかももったいないのでとりあえず、スペアとして置いておく事にします。 で、インプレッ! ま、ともかく走ります。(笑)横置きより握りシロは減りました。で、タッチは横置きの0か10みたいなのではなく、効力に幅を持たせられます。ですが、998でトキコ6ポットに使ってたときほどの幅というか、味はないような気がします。やはり、キャリパーの基本性能の差でしょうかねぇ。 ともかく、前の横置きよりは、断然、良くなってます。改悪ではなく、間違いなく改善しております。いかんせん、998のラジアル化のほうが激変だった為、こっちの表現が淡白になってしまいます。(笑) ニッシンラジアルマスター装着の修正 GSX1000Sカタナ さて、2本出しでは干渉にシビアなので安心の為にバイピース、つまりhの文字のようにマスターから1本出して右キャリパーへ。でそこから左キャリパーに繋ぎました。これは勿論、安く上げる為です。(笑)51cmのホースだけ買いました。も少し短くてもよかったみたい。 これによって、左画像は右ハンドルいっぱい。右画像は左ハンドルいっぱいです。スロットルも窮屈ではなくなりました♪干渉もなくなりました。これなら、ツメも切らなくてもいいみたい、、 ストレートバンジョーも考えましたが、そうすると左ハンドルいっぱいにするとホースに負担がかかると思います。中のライトステーとの干渉も出てくると思われます。 今回は取付けがシビアでしたが、スウェッジラインではなくグッドリッジや、アクティブのアールズアルミだとフィッティングが若干小さいのでダブル出しでも、かろうじていけると思います。 ブレーキパーツのステンレス化とブレーキ廻りの整理 GSX1000Sカタナ ブレーキホースの注文のついでに、前後キャリパーのブリーダーを鉄から<デイトナ>ステンに変更しました。パッドピン、ボルトはすでにステンにしていたのですが、ブリーダーは店に在庫してなかったのでまだでした。 前はトキコで7mmの1.00で後ろのニッシンは8mmの1.25です。あと、キャリパーに接触防止の為に、スピードメーターホースのガイドの純正部品を取り付けました。以前は、4ポットだったので別にいらなかったんですが、6ポットは当たるので下の写真のようにスパイラルを巻いてましたが、不安だったので装着しました。鉄なので錆びそうなのは少し気になります、、、、 |