ブレーキの改造B(2011〜) <ニッシン>異径4ポット キャリパーピストンのアルミ化♪ GSX750Sカタナ 2011.08.11 何年か前からニッシン4ポットキャリパーのアルミピストン化が可能という情報はキャッチしており、機会があればとは思ってましたが、750も走ってない状態でしたので、ネタだけはあたため続けておりました(笑)キャリパーピストンはアルミがいいってのは、ブレンボのキャスティングがアルミピストンを使用していると分かった2000年辺りですかねぇ。んでハヤブサのキャリパーゲットしてからは実際に体感済みです♪ んな訳で♪既にネットではアルミピストン化をされてる方は多くいらっしゃいますので、ネタはすぐにゲットできますw 要はB−KINGの純正ニッシンキャリパーがアルミピストンで、ピストン径が同じ34と30で流用が可能♪♪ という事なのです♪凄い事ですよね〜、1988年辺りに作られたキャリパーに約20数年後の部品を組み込むって♪ロマンですねww アルミピストン化は既に非常に多くの方が実践され、多くのHP、ブログなのでアップされ称賛されています。勿論、1980年代の後半、FZR750R(OW−01)やGSX−R750RKにも純正採用されたようにデザイン、性能に引かれ現在も拘って使っておられる方も多く、デメリットであった重量と操作性がこの改造により解消される事は多くの皆さんのこころに火をつけたんでしょうw 補足ですが、トキコ異径6ポット(スチールピストン)を使用しているGS1200SSやZRX1100、1200に、隼等のアルミピストンを使用したアルミピストン化も可能と思われます。 *スズキ車のトキコ6ポットには同径と異径があります、またカワサキのトキコ6ポットについては詳細未確認ですので、径等のご確認は自己責任でお願いします。 早速、スズキ純正パーツをゲットします。 2セットで1諭吉少々です。(1セット片側分=ピストン×4 オイルシール×4 ダストシール×4 本体シール×1) 交換はめんどくさ〜く、、、、本日、ようやく完成しました♪ どうせならという事で、ブレーキホースの交換等も考えましたが、今回は見送りました。 色々やり方もあるようで、本来ならばトルク管理がシビアな締結ボルトなので、キャリパーを割らずにピストン&ダストシールとオイルシールの交換を行うべきなのですが、本日は結局割っての作業となりました。 段取りとしては、 @ フルードをすべて抜く A 車体からキャリパーを取り外す B キャリパーピストン取り外し C ピストンシール&ダストシール取り外し D 洗浄 E ピストンシール&ダストシール取付、ピストン組み付け F 車体に組み付け G エア抜き という順ですね。 *組み付けには、ワコースブレーキグリースを使用しています 画像では分かりにくいですが、鉄の金色のピストンから、うんこ色(爆)のアルミピストンへの変更後の画像です♪ ピストン単体(片側)の重量として、純正スチール 約242g アルミ 約86g その差 約156g ニッシンのカタログ重量(パッド込) 1140g からアルミピストンのマイナス分を引くと 約984g チタンボルト仕様の我が998の6ポットが約990gですので、ニッシンはアルミピストン化で約984gとトキコより軽くでき、更にチタンボルト化すれば約954gまで軽量化が可能ですね。 <インプレ> さて、もう交換したとなると走ってみたくてウズウズしてきますね(笑) で、走り出したらブレーキ掛けまくりますw 根本的に絶対的な制動力が上がるわけではありませんので、超劇的って言うほどの変わり方ではありませんが、握り始めの反応は絶対に良くなってます♪ あとは、純正パッドなのでパッド交換とラジアルにすればずっとよくなると思います。 当ブログに検索ワードランキングというのがあり、どういう検索ワードでブログにご訪問頂いたかがわかります。特に多いのがブレーキランキングなんてのを5年以上前に書いたんですが、非常に多くの方にご訪問頂いております。ありがとうございます♪ 特にブレーキキャリパーやマスターシリンダーなどは、実質にはローター、サスペンション、タイヤも影響しますが車種毎の差が少ないパーツです。現に多くのメーカーの車体にブレンボ、ニッシン、トキコなどのブレーキメーカーそのままの名が入っています。 上にも書きましたように、ローター、サスペンション、タイヤ、ホイール全てがブレーキに関係します。また個人の好みもあります。これはホントに人によって、また乗り方によって差がでます。 私自身、ニッシンキャリパーのアルミピストン化にロマンを感じw 変更して良い結果を得ましたが、、、、絶対制動力に関していえば、トキコやニッシン、ブレンボなどキャリパーの差はそんなにないと思います。メタリカやZCOOをつければ絶対制動力は上がると思います。また、サスペンションのセッティングも重要でブレーキングによる減衰力による加重をどれだけ有効に使えるかも関係します。 要はコントロール性です。ラジアルマスターシリンダーなどキャリパーなど他のパーツとの組み合わせにより、いかに自分のバイクの制動力を自分で操作して短い距離で停止(公道)、サーキットでは(減速)できるラジアルマスター、キャリパーの組み合わせだと思います。もちろん公道では、それさえ求めず、単純に使いやすさだけでもいいですね。 ちなみに私は、見た目ならニッシン♪コントロール性はトキコ6ポットのほうが好きです♪ 勿論、すべてのパーツバランスになりますので、例え1000と750が同じ310パイのローターでも、タイヤは1000は120/70の17インチ、対して750は110/80の18インチで、どちらもミシュランのツーリングタイヤですが、年代、銘柄が違います。 サスペンションに関しても、スプリングはどちらも同じものを使用していますが、カートリッジ、オイル粘度、どちらも伸び側の調整はできますが、圧側については750のみという違いがあります。個人的には1000のサスペンションのほうが、よりストロークを有効に使えている感覚がありますので、もちろん制動に関しても有効に行えていると言えます。当然、乗ってる時間が長い1000のほうが、よりセッティングが煮詰められていると言えます。 ひとつの例としてローターの厚みですが、一般的には厚みによる差はあまりないと言われますが、個人的には5mm厚のInazumaローターよりも6mm厚のGSX−Rのローターのほうがフィーリングがいいです。また、効きが最高としているメタリカのパッドについても、バックプレートの厚みが一般的なパッドより1mm厚いのです。という事は確実にキャリパーピストンで挟み込む厚み(パッド〜ローター〜パッド)によってもフィーリングが変わるという事です。その点で仮にパッドの消耗が同じとするなら1000と750ではメタリカとニッシン純正パッドの違いで既に片側2mmの厚みの差があるという事なのです。ですので、全く同じ条件での比較ではありません。今後、750にメタリカパッド、19mmラジアルを導入するか、もしくは1000にニッシンつけてみる。が一番正確な比較ができるとは思いますがとりあえずそんなめんどくさい事はしませんw 6mm厚 GSX−Rローター メタリカ パッド 冒頭に記したようにニッシンのアルミピストン化は多くの方が実践されているのに対して、トキコ6ポットのアルミピストン化をされる方がほとんどいないというのは、私のような変人の方があまりいないという事なのでしょうか?(爆)ちなみにトキコのほうが、片側6ケですので軽量化の体感はしやすいかと思うんですけどね〜。やはり見た目かなW キャリパー締結ボルト&キャリパーボルトのクロモリ化♪ GSX750Sカタナ 2011.08.07 キャリパーピストンのアルミ化にともない、どうせならチタン化!!とも思ったんですが、、、やはり「わらしべ号」だしw そして今回の両車のボルト変更は、軽量化っていうより、強度の適正化が目的で安心を得るのが目的ですのでw んな訳で、チタン化は998のみで、750は強度の適正化のみです。ただ、純正ボルトにもどすんじゃあ面白くないんで、クロモリボルトのフジツボキャップへの変更です。チタンと比べると1.5倍以上重いですw ですが、強度も落ち、重さもクロモリよりも重いとなるとホントに改悪なので、ちーと重さも比べてみましょう♪ <キャリパーボルト> 標準 M10−1.25 30×4 ●ステン M10−30×4 125g⇒●クロモリ M10−30×4 100g <キャリパー締結ボルト> ニッシン4ポット標準 M8−45×8 ●ステン M8−40×8 160g⇒●クロモリ M8−45×8 160g <Rキャリパーボルト&キャリパー締結ボルト>標準 M8−30×2&トキコ2ポット M10 1.25 45×2 ●ステン M8−30×2&M10−45×2 100g⇒●クロモリ M8−30×2&M10−40×2 90g と、確かにクロモリのほうが僅かに軽いです。まあ、純正ボルトだと形も違うので重さは同じと考えてもいいとして、やはり強度が落ちるのはいけませんね。 <フロント> <リヤ> 見た目はメッキ&フジツボ化で一見チタン?などと思いますが998のチタンボルトと比較しますと輝きはかないませんwが、通常のステンよりも汚れにくいし、いいんでないでしょうか♪サイズ、形のラインナップが多ければ、チタンよりこっちのがアリかもw キャリパー締結ボルト&キャリパーボルトのチタン化♪ GSX1000Sカタナ 2011.08.07 998のトキコ6ポットに関しては、もともとアルミピストンです。ですので、今回はボルトのチタン化です♪ ステンに比べて約6割の重量です。流石に軽いです♪ しかし!!体感はできないでしょうw なので先送りにしていました。フロントのみで僅か110gですから、やはりファクトリーマシンのように車体全てで取り組まないとねぇ。いったいいくらかかるんでしょうかwww やはり強度面での純正より改悪はいけませんので変更となりましたが、、、、今後は? いちおう参考までに重量なんぞを <キャリパーボルト> 標準 M10−1.25 35×2 30×2 ●ステン M10−30×4 125g⇒●チタン M10−35×2 30×2 75g <キャリパー締結ボルト> トキコ6ポット標準 M8−40×8 ●ステン M8−35×8 150g⇒●チタン M8−40×8 90g <Rキャリパーボルト&キャリパー締結ボルト>標準 M8−30×2&ニッシン2ポット M10 1.25 45×2 ●ステン M8−30×2&M10−40×2 100g⇒●チタン M8−30×2&M10−45×2 60g ハヤブサ用のトキコ6ポット(アルミピストン)で、パッド込の片側単体重量は1020g辺りです。この数値からチタンボルトの重量減は片側約30gなので約990g。と走って違いは感じられない鈍感野郎ですがw ブレンボ&サポートを使うのであれば、この仕様のほうが軽いといえますねぇ。 <フロント> <リヤ> |