GSX−Sカタナのサスペンション改造@
フロントフォークについて |
やはり、カタナには絶対正立!と私は思います♪ で、正立というと純正流用にしても、アフターマーケットにしてもほとんどありません。最近はオーリンズから出てますがなかなか、、、、20湯吉を超えるのは厳しいですね。さあ問題のフォークです。ちょっとマニアな話になりますが根本的に私の理想とは? ・ 延長キットを使用しないで自由長800mmできれば815mmの確保 ・ チタンコートしたい ・ フルアジャスタブル で、じゃあアドバンテージショウワ買えば?って事ですね。でもそうすると、結局320パイのローターをまた買わなければならなくなります。で、GSX−R750RKのフルアジャスタブルに、CBの長いインナーって事になった訳ですね。で失敗! CB1000SF(GSF)とGSX−R系(フルアジャスタブル)の比較です |
|
オイルロックピース(左:CB1000SF 右:GSX−R750RK) |
|
底(下) |
|
|
横 |
|
|
底(内) |
|
|
アウターチューブの底の形状 |
|
|
|
GSF(CB) |
GSX−R(圧側付き) |
画像のようにプリロードのみと、フルアジャスタブルとを比較しますとオイルロックピースの大きさが全く違いますね。それだけフルアジャスタブルのダンパーは太いです。合う筈がありませんね、、、、、 998のフロントフォークの仕様 ● CB1000SFインナーチューブ(チャコールブラックチタンコーティング) ● <ウィズミー>CB1000SF用インナーダンパーキット ● GSF1200アウターチューブ ● GSX−R750RK均一レートスプリング(鏡面加工)ワンオフカラー |
||
ウィズミーCB1000インナーキットに交換。 キットでは伸側の調整ができるようになり伸び側減衰が最弱近辺に設定され、そこから14クリック強められます。イニシャルは5/8段目がノーマル位です。で、圧側調整は付いていません。スプリングはR750のままです。 で、肝心のR750との差はというと、R750のときはイニシャル6段の最弱で使用。ダンパーも6クリックのうち最弱とかなり硬めで調整幅も少ないです。 それに対し、CB&GSFフォークではイニシャル4段目、伸側は14クリック/14ですのでスプリングが同じでもCBのもののほうがGSX−R750RKの物より軟らかく仕上がっています。そのほうがカタナには合いそうです。 |
||
インナーチューブは延長キットを使わないように長い物(CB1000用)に交換、でチタンコーティングしました。 これに伴いCB1000はもともとイニシャルしかありませんので、フルアジャスタブルではなくなりましたが、延長キットなしで自由長は815mmありますので実際には730+70延長(800mm)のRKフォークより少し長くなっています。 チタンコートによる作動性の向上?あんまり分かりません(笑) 結局突出しを10mmにし、自由長805mmに設定。GSFのアウターチューブにしました。これはCB1000SFとは内部構造が同じなのでドンピシャです。 色は黒アルマイトしたかったのですが金欠なので諦めました。というよりはヨシムラ1000カタナに習っての銀!で、ローターのインナーも銀から黒に手抜き塗装しました。 |
||
結局廃車になって、、、、、、アウターは黒に(苦笑)で、ブレーキも変更し現在はセッティングも変更しています。 |
||
750のフロントフォークの仕様 一方750は998の仕様変更に伴って、もともと998に使ってたのを使っています。 ただ、アクスル20パイのフォークにアクスル17パイのGSX−R750Hの18インチ6本スポークのホイールを装着する為に、アドバンテージさんにお願いして17パイのワンオフアクスルシャフト&スペーサー&ナットを作成しています。 上は20パイアクスルの17インチ用、下は17パイアクスルです。スペーサーは画像がありません。これらのパーツのおかげで、何時でも18インチ→17インチに変更可能なのです♪ GSX−R750RK+<ウィンイングラン延長キット> フルアジャスタブル 730mm+70mm=800mm アウターチューブ ブラックアルマイト |
||
GSX−R750RKのフルアジャスタブルはGSX−Rの中でも見た目は同じでも少しずつ普通のRのものとは違います。 均一レートのスプリングであったり、オイル粘度が違ったり、また自由長も普通のRより5mmほど長いです。 で、延長して使っている訳ですが、刀に流用すると総じて硬いです。車重でいえば刀のほうが圧倒的に重いのですが、やはり自由長を伸ばしキャスターが刀のほうが寝るので硬くなるのだとは思いますが、1100のカヤバ製はもっと硬いらしいです。 GSFやGSX−Rの750はショウワ製です。じゃあオイル粘度を下げれば?と思いますが、GSX−RはショウワのSS8ですが、RKはSS7とRKの方が軟らかいのです。 で、まずRKの標準ですが、プリロード3.5段(上から)伸び側4クリック戻し、圧側5クリック戻し、オイル411ccです。 で実際に走るとガチガチです。でプリは当然最弱、でも結構硬いので圧側を全戻して15/15戻し、でも圧側はあまり変化が分からないので、次に伸び側を走っては2戻ししていき、現在は8/14戻しまで下げています。まだ少し硬いですが、これぐらいが妥協点?って感じです。 |
||
リヤサスペンションについて 750にフォルナレス カタナのリヤサスですが、私も750時代は散々ガスの抜けたリヤサスをプリロードを最強にして、調節できるところは全部最強にしたバネサスにして乗っていました。 で、当時エンジだったオーリンズは嫌ですし、あとはヨシムラKYBか、ワークスパフォーマンス、マルゾッキ、コニ、フォルナレス辺りしかなかったのです。でついつい冒険でフォルナレスにしてしまいました。 |
||
そのフォルナレスですが、エアサスで調整はエア圧のみになります。 標準は10.5kの空気圧なのですが、10.5なんかにした日にはケツが割れてしまいます。(笑) セッティングには専用のポンプを使用します。何せ10kもの圧をかけれるコンプレッサーや空気入れもあまりありませんので専用ポンプがなければ往生しまっせ。 で、実際には9.0kまで下げていますが硬いです。しかし、オーリンズのようにしなやかでコシのあるセッティングにしようと思いエア圧を下げると今度は高速コーナーでケツがボヨンボヨン?するのでこれ以上は下げれません。フルアジャスタブル欲しいです。 まあ、あんまりって事ですね、、、、、、、 現状:10.5k(標準値) |
||
998にショーワ フルアジャスタブル で、998で17インチ化したのでどうにも車高調付きが必要になりました。そこで、偶然にも出てきたのがショーワのフルアジャスタブルのプロトタイプです。 実際にはデイトナやら、アドバンテージやら、モリワキから出てたりしますが、おんなじだと思います。ところが、いい加減な私はフルアジャスタブルを活かせず適当に乗ってました、、、、でも、フロントを触りだしてようやくリヤも弄り始めました。これが結構変わって面白いのです。 ところが、数年でオイル漏れてきました、、、、、、、、 ショーワリヤサスのオーバーホール 私のサスペンションは、とにかくよく油が出てきやがります。 まあ、初めの18インチの41パイのフォークは、インナーが錆びていたので仕方がありませんが、17インチ化後の43パイはインナーチューブ新品にもかかわらず、少し漏れていました。 幸いすぐ収まりましたが、次に998作成後すぐ漏れて、これはオイルシールが悪かったようですぐクレーム修理。 次にリヤサスは新品購入後1年で漏れ、シールのみクレーム交換してもらい、2年たった今また漏れがひどくなってきました。 で、もうやなのでしっかりしたところで計測とかもしてもらってのオーバーホール先を探していました。シールのみ交換はショーワ直でした。 で、今回悩みました。デイトナに聞くと、結局プロジェクトサイエンスを紹介されました。オフロードではかなり有名なサスショップだというのは知っていましたので、代金を見ると4諭吉位です。で、納期は2週間位。実際GWも絡んでるのでへたしたら1ヶ月弱かかるのもキツイですね。 で、あとはオクムラさんに見積り出して貰いました。3諭吉ちょい。で納期は3日という事ですのですぐに発送しました。で、ホントに3日で仕上がってきました。ビックリですね。 まず送られてきた箱をあけると、セッティングデータと分解画像が入っていました。依頼したのはフルメンテナンスといって、オーバーホール(基本性能回復)のみをお願いしました。 これのワンランク上のMEチューニングもやってみたかったのですが、何分先立つ物がありませんので、、、、また次回にでもやってみたいと思います。 交換された部品が入っており、片方のインナーロッドにストロークセンサーのOリングが付けられていました。あとはステッカーが貼られていました。 で、取り付けます。自分でのセッティングは最終はプリ最弱から3段目、伸側最弱から20クリック、圧側最弱から8クリックでした。オクムラさんから帰って来たセッティングはプリ最弱から3段目、伸側最弱から18クリック、圧側最弱から5クリックでした。 で、跨ったり押したりしてみます。乗車1Gは変わらないものの、やはり押すと硬いですねぇ。セッティングの数値は私のセッティングのほうが硬いはずなのですが、ガスの圧力値が変わっていました。あとOHに出す時に底ツキの事も言っていたので硬くしてくれたのかどうかはわかりませんが、、、、、 さて、お楽しみの実走ですが、高速、峠での結果!硬いかな?なんて思ってましたが、高速でギャップ拾っても収束がはやいですねぇ。なかなかです。 で、峠、結構いいペースで走ればピッタリですが、テレテレ走るには少し硬いですね、で、残ストは5mmくらいで少ないですが、高速でギャップを拾う時が恐らく一番ストロークしてるので、これ以上硬くすると多分峠には硬すぎると思うので、これでほぼバッチリでしょう。 前後サスペンションのセットアップ方法 最近、どうも体重が増えて、リヤサスが底突きしている気がしていました。なんてったって乗車1Gの沈み込みが、、、、、と思っていました。 という事でまず乗車1Gですが、フロントは乗車して沈み込みが約40mmになるように、イニシャルを調整していきます。このとき伸び側は最弱にしておきます。で、いくら締めこんでもなかなか50mmくらい沈んでしまうので、結局硬いほうから4段程度まで締めました。 で次にリヤですが、リヤは20mm位になるようにイニシャルを最弱から締めこんでいきます。これも結構緩かったみたいで、3段目まで締めました。で、停止状態で押してみますが、前も後ろも結構いい感じです。ただ、後ろは底付きしないように、かつ残ストが10mm位になるように実際に走りながら調整していきますが、これはバンプストッパーをずり上げておけばよく分かります。 で、高速やら峠やらを走りますがまだ底付きしてたので、結局伸び側を20クリックまで締めました。で、フロントですが今のところ硬い感じもなくどちらかと言えば柔らかいですが、峠等でスピードを上げていけば不足感が出ると思いますが、その時に締めていけばいいと思います。まあ、ストロークは使い切る方向で、底付きしない程度にといったところです。まだ底ツキするので、結局圧側も15クリック中8クリック戻しにすると、一気に落ち着きがでました。 課題のリヤサス OH後は硬いと思っていましたが攻め込めばまだまだ柔らかく、殆ど最強から近い値になってます。 人様のカタナのサスと比べると体重は私のが軽いのにとんでもなく、動かない仕様になってしまってます、、、 問題点 ● 底突きに近い程、少ない残ストで、ガツンガツン来る。 ● 圧側、伸側ともに、限界近く締めこんでるので、動きが渋いっちゅーか動いてないのかも ● レイダウンしてるので、普通はレートを上げないといけない、、、 ここでのセット値 プリロード:最弱から3段目 伸側:30/30の最強 圧側:13/15とほぼ最強 さて、色々悩んでの対策 ● レイダウンを外す。減った車高分の延長ブラケットをつける ● レートの硬いスプリングにする。 ● ニューWPか、ニューHYPERPROにする はい、どれも結構金かかります、、、、、、、 なんとかならんだろうか?、、、、 いろいろサスセッティング本なんか見たりします。そもそもRSでサーキット走ってたときも、師匠に整備まかせっきりだったので乗り手のあっしもテキトーだったのでよくわかっていません(苦笑) とりあえず、基本に戻ってみます。動きが渋いのは完全に伸、圧ともに締め過ぎで、オクムラさんちから帰ってきたときの状態にします。伸30/30→18/30の弱める方向に。圧13/15→5/15の弱める方向に。 これで、随分動くようになるはずです。さて、問題は底突きです。あとはプリロードか、レートです。レートはバネ変えるしかないんで駄目です。プリロードを見直します。多少、乗車1G値が減ろうと底突きしなければいい訳で、とりあえずそれしかありません。これを3段目・乗車1G:25mm→4段目・乗車1G:20mmに締め込みました。さあ、これで底突きしなけりゃあええわけです。 ほな、いきまっせ♪ では、走ってみましょう。っつーか乗り始めから全く違います。「バイクやん♪」って意味不明(笑)っつーか、今までの自分のいじり方が間違ってたんやね、、、、久しぶりにまともな状態(苦笑)。なんか楽しくなってきていつもセッティング泣かせというか、一番底突きしそうなコースを走ります。いやぁ♪楽しいですね。つうかこれが普通なのかもしれませんけど(苦笑) で、リヤサスみてみます、、、、、 残ストも10mm辺りのドンピシャ♪乗り味もいい♪ いやぁ、金使わんですみました♪ その後、まだ残ストがなくなったので、圧を7クリック強め、12/15に、逆にフロントのイニシャルを抜き、5段目(乗車1G 45mm)まで緩めました。 |