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GSX1000Sカタナに負圧キャブレター(BST40SS) |
セッティングデータを参考にされるのは全然問題ないのですが、あくまでも当方の車体は1000S(998cc)で、かつST−1カム、外品マフラー、そしてヘッドは研磨しております。 セッティングとは、あくまでも固体に対して行うものであり、1100Sで同じセッティングでは無理と思われますので、各車種ごとにエンジン内部状況、排気量、キャブ口径、マフラーに応じたセッティングをお願いします。
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で、自分でも整理しておかないと訳わからんようなってしまうので(苦笑)、簡単に整理します。 先ずは取り付けからです。無事に取付が完了したら下(アイドリング)から順に高開度へとセッティングを進めます。 @
スロットル等は開度が大きく正常作動する物(ハイスロだと当然シビアになります)、インシュレーターは硬くない物、パワーフィルターは綺麗な物、プラグは新品。 A
全ての部品を取り外し現状把握。洗浄して取り付け。油面は14.7±1ですが、私はフロートチャンバー合わせ面とフロート中央の線が平行になるよう合わせます。キャブ自体を斜めに傾け、ニードルバルブがフロートの調整のベロに丁度当たるところで測ります。たんまに他の事をしてる時に無意識に触って油面が変わってしまう事もありえるので、たまにチェックしたほうがいいですね。プラグの焼けにバラツキがあるときは要注意です。 B
インシュレーター、パワーフィルターに2次エア吸わないように、それぞれの取り付け部にラバーグリース塗って取り付けです。キャブとインシュレーターに段差が出来る場合はインシュレーターをドリルとペーパーフラップでテーパー状に削ります。 C
で、エンジンかけます。まずアイドリングするかどうかです。しなければアイドリングするまでPS戻しを上げ下げします。 D
アイドリングするようになれば、一番回転の上がるところが戻し回転数が1〜3戻し内になるように超えればPJ番手を上げ、下回ればPJ番手を下げます。きちんとアイドリングに適正が出たなら、ここで同調とっておくと後が楽です。(プラグチェックの為) E
次に普通に空ぶかししてみます。4000rpmぐらいまで回れば、JNとNJの元径の組み合わせはオッケーです。濃ければJNの元径が太い物に、薄ければJNの元径が細い物にします。流用の場合、ニードルは品番でテーパーや、切り上がり等、の判断は非常に困難なので径のはっきり分かるニードルジェット(筒の方)で調整するほうが判りやすいかもしれません。ミクニならO(2.6mm)→P(2.65mm)→Q(2.7mm)→R(2.75mm)となり、右の番号は0〜9まで0.005mmずつ、太くなっていきます。(例:O−8→2.64mm)ただ、NJはJNよりも若干低開度で作用します。 F
さ、走りましょう!で、早速レッドまで回します。全ギヤでチェックです。特に一番上のギヤでスムーズに回ればまず全部オッケー、回らなければとりあえず段数を変えます。別の段数に変えたらCのPSの調整に戻ります。どの段数でもひっかかる場合は、JNの変更でテーパーが違う物にします。 G
で、最後にメインジェットですが、これは中開度にもアイドリングにも影響が出るので、最後まで変えない位の感覚でいいと思います。とにかく、JNの決定が終わってからです。で、プラグの電極と電極のすぐ下の碍子が良く焼けるようにあわせます。 *
上記以外の変更可能なパーツとしては負圧スプリングの交換、もしくは加工(硬さ、長さ等)。 *
スロットルバルブの交換もしくは加工(サクションチャンバー径拡大、穴増設)等ありますが、「もとに戻せる」を大前提とし、加工はお勧め致しません。 *
ちなみにダイノジェットのキットは、主にこの辺りの交換パーツではありますが、評判はあまり良くないようですので、自分でのセッティングを覚悟したほうがいいみたいですね。 |
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ここでBSTのパーツについてですが、ジェット類のパーツは純正で注文できます。問題はボディパーツです。ちょっと前に750のバキュームチャンバーを壊してしまい、注文しようとパーツリスト見ましたが、ボディアッシーでしか出ません。ちなみにボディアッシーは、四気筒だと4ついるので、ちなみに、アッシーで4つ買うと、レーシングキャブを上回るらしいです。お〜こわっ!(笑) で、困った事に998のBST40もキャブ内バックファイヤーでNJのプラスチック製のガイドが変形はしてないものの少し焦げています。当然部品は出ません。という事は、負圧で長く乗る為にはお金がかかるのです。そこで、皆さんはレーシングキャブへと乗り換えていくんでしょうねぇ。(笑)私も悩みました。 部品取りのBSTを買うか、レーシングキャブの中古とスロットルとスイッチボックスを買うかです。どっちも出物を探していたのですが、レーシングキャブ単体でさえBST38と40の部品取りの倍はかかってしまうので止めました。 で、両方の部品取りを入手しました。 |
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強制開閉だと、スロットルバルブの開度は自分のスロットル開けただけです。当然、分かりやすいです。 が、負圧の場合、スロットル開度は自分がスロットル開け、バタフライバルブが開き、エンジンの負圧によって、スロットルバルブが押し上げられます。そのスロットルバルブの動きを制御するのが負圧スプリングです。 まずスロットルバルブですが底面に穴がああけられ、キャブ上部の負圧チャンバーに繋がっています。底面の穴は1つであったり、2つであったり、はたまた径が違ってたり、底面が三日月状の物や平面の物があります。同じ形式のBSTであっても、これだけ種類があります。 私のBSTは、初めは平面で穴ひとつでした。で、以前に吹き返しでキャブ内のバックファイヤーでBCの右2つのスロットルバルブとパワーフィルターがコゲてスロットルバルブを交換してもらいました。ずっと気づきませんでしたが、ここで違うスロットルバルブが付いてたようです。 ですので、@Aの左2つは底面が平らで穴1つ。BCの右2つは、底面が三日月状で穴2つでした。パーツリストの品番は三日月状のものですので、ショップが普通に注文しこうなったようですが、もともとどの1100Rでどこの仕様かわからないのでもとの平面タイプの品番等はわかりません。 スプリングについては、長さ、硬さ、がわからないので、安易に注文すると失敗しそうです。ちなみに750のBST38と、998のBST40は同じスプリングで、同じスロットルバルブです。 スプリングは柔らかく短いほうが、スロットルバルブのリフトはし易いとは思いますが、全開になるまでにフルリフトしては意味がありません。 スロットルバルブは底面が三日月状のもののほうが全閉状態での空間は大きいので、こちらの方が上がり易いと思います。また底面の穴も1つよりは2つ、小径よりは大径、の物のほうが上がり易いと思われます。 負圧で難しいのは、スプリングの硬さや、長さ、スロットルバルブの、負圧でのリフトの具合によって、あっさりJNの段数の意味をなさなくなってしまうのです。
左の画像はスロットルバルブです。左は穴1真ん中は穴2.右は穴1で径が小さい物です。 右の画像はスプリングで上が油冷の物で111mm、線径0.6mm、巻数39。下が水冷?の物で113mm、線径0.5mm、巻数39. |
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これは、実に難しいです...(苦笑) 基本は、多くのキャブのハウトゥー本などの通りです。(笑)でも、プラグによる判断は様々な論があります。やはり、基本はプラグメーカーでしょう!(笑)私のバイクでは、いわゆる「キツネ色」にはなりません。これはオイルと一緒に燃焼する2stの場合だと思います。また、バイク交換指定距離5000kmでは、キツネ色にはならないと思われます。4輪のように20000km走れば、なるのかもしれませんが...? んな訳で、プラグによる判断方法ですが、低速:外周部分の焼け 中速:碍子の色 高速:中心電極の焼けと、おおまかにはそんな感じです。私的には大方、碍子が一番分かりよいと思います。何故なら、適正状態であれば碍子は自己清浄温度内で、碍子の色は斑点のない白い色、になります。(斑点があれば焼けすぎ) また、一度、真っ黒にしてしまうと、余程薄めにしないと、カーボンは飛びません。これはその後の判断を大きく狂わせるので要注意です。また、当然ではありますが、PJやPS戻しのみが濃過ぎても、全て真黒になりますし、MJのみが濃過ぎても全て真黒になります。 |
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私の場合、後から行いましたので随分遠回りをしました。(苦笑)プラグ等の判断のしやすさから、アイドリングできるのなら即行う事を推奨します。 で、私は先輩の塗装工場へ。で、先輩ももってはいるが使った事ないらしい、、、、だいじょぶやろか?なので、バキュームゲージ以外に道具がないらしいのでバッテリー液の入ってたボトルをしこたま洗浄し、ガソリン入れにします。 で、問題発覚!!カタナの同調は、エンジン吸入口の左右に5mmのキャップボルトがついてるところから取るのですが、ゲージに付属のスズキ用の取り出しは、ネジピッチが異なっており使えませんでした。カタナのノーマルキャブだったら終わっていたところです。で、BSTにはトップに負圧の取り出しがあるのでそこにゲージをつなげます。
で、説明書もろくに見ず(苦笑)やるので、なかなか上手くいきません。とりあえずエンジンかけて、針が同じになるように、@Aをまず同じになるように、@Aの間のボルトで合わせます。針は片方が上がり片方が下がる仕組みですが、なかなか揃いません。BCも同じようにやります。で@AとBCをそれぞれ揃えてから、中央のボルト(ABの間)で、@AとBCを合わせるのですが、4つを揃えるのは難しいです。で、この作業を繰り返し行います。かなり時間くってしまいました〜(苦笑) |