キャブレター改 3−3 BST38SS(750)にハイパーノズル装着 2022.01.29 構想から15年かかりましたね(苦笑)、、、、、もう数年早ければ純正部品も安かったろうに、、まあ後の祭りです。仕方ありません。 ミクニのBSTですが、純正ハイパーノズルあります♪水冷GSX−R1100用です。といっても逆輸入車は仕向地の仕様が多種で全てではありません。一部の仕様にのみ存在します。998のBST40には15年くらい前から実装しています♪ 何故、750が今になったのか? 単純に純正ニードルジェットのハイパーノズルを採用している径がP−2しかないからです(笑) 純正部品は社外品のTMRと違って製品サイズが明記化され、数ステップに分かれてジェットニードルがラインナップされてはいません。つまりニードルジェットを大径化すると必然的にジェットニードルも大径化しなければならない場合、パーツ詳細も分からないし無い可能性もあるからです。 つまりはO−8を使用しているBST38には形状は同じだからP−2ハイパーノズルを付けるのは簡単ですが、合うジェットニードルがあるかどうかです。 救いはBST38の750に使用されているジェットニードル(6ZE11)は、スズキの中でも細く短い事です。つまり他の車種用を使用すれば薄い方向に振る事が可能という事です。 当初の目論見は1989 GSX−R750RKのBST40のニードルジェットがP−2という事は知っていたのでRK用のジェットニードル(6ZL4)はきっと太いいい塩梅なのではと思っていました。 結果は長さは有るものの、最も細いと思ってた手持ちの6ZE11よりもかなり細く無理でした、、、 ともあれ、昨年の750カタナ復活後のBSTは劣化との闘いでした。何で火が点いたかと言うと純正キャブパーツが廃番続きで随分と入手し難くなった事です。あとどれだけ乗り続けられるかは分かりませんが、後悔はしたくないので今リフレッシュしておかないとヤバイかなと言うところです。時代はインジェクションです。 はい♪ 先ずは概ねゴム、シール系はリフレッシュ出来ましたが、今度はジェット類も摩耗が有るのでやっていきます。特に入手困難になっているのはジェットニードルです。純正ハイパーノズルも廃番です。早速組んでいきます。 まず、ニードルをそのまま行くと、今よりも絶対濃くなる事は目に見えていますが、一回一か所の鉄則は守ります。一応w PJ戻しは少なすぎていたので替えます。 【現状】 PJ:32.5・PS戻し:1回転戻・NJ:Oー8・JN:6ZE11・JN段数:3段目・MJ:165 【ニードルジェットのハイパーノズル化】 PJ:32.5・PS戻し:1回転1/8戻・NJ:Pー2HN・JN:6ZE11・JN段数:3段目・MJ:165 早速走りますが、ジェットニードルストレート径の領域のスロットル開度(1/8〜1/2)で見事に湿った排気音でボボッとバラつきます。予想通り濃過ぎです♪ 直ぐに手直しの為に戻りますw 面倒と言うより予測にハマる事が目論見通りとなるので即行動ですw ジェットニードルの交換や段数変更は他のパーツ交換よりも全く持ってラクチンです♪ 出先でもやりますw さて、、、、、 純正部品のジェットニードルは流用を成功させるか、失敗するか、はたまた近道になるか遠回りになるかは試行錯誤しかありません。まさに要です。 かつて1号機の998のBST40SSのセッティング時、油冷最終のGSX−R1100のジェットニードル(6ZD13)は長く太く、非常に苦労しました。結果としてセッティングが出たのは750用にBST38SSを入手し、GSX−R750L型のジェットニードル(6ZE11)をBST40SSに流用してからセッティングが決まりました。だから2台とも同じニードルを使用していたのです。 だからお払い箱になっていた1100用のジェットニードル(6ZD13)ですが、巡り巡っての使用となりました♪ まず、長さを揃えます。998の時に苦しんだジェットニードル(6ZD13)段数下げの限界の5段目がジェットニードル(6ZE11)の3段目に相当します。太さは0.005mm太くなります。 <インプレ&セッティング> PJ:32.5・PS戻し:1回転1/8戻・NJ:Pー2HN・JN:6ZD13・JN段数:5段目・MJ:165 組み上がれば速攻走ります♪これぞキャブセッティングの醍醐味です♪予測が当たって変更が功を奏す事が最も楽しいですからね。走り出して直ぐに方向性が合っていたことが解りました♪不安要素としてはニードルジェット径の+0.01濃に対して、ジェットニードルは0.005薄くしか出来ていない為濃過ぎの症状が収まるかという点でしたが、無事濃すぎる不快な症状は無く、ハイパーノズル化の濃密な加速感とトルク感が存分に向上しています♪ 大成功です♪ |