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060キャブレター改 2−1060

 

GSX750輸出/1000/1100Sカタナの純正互換セッティング

 

023

 

060750に、純正BS34SS&純正エアクリーナー編060

 

えと、またキャブ弄ってます。何故?

 

下記のように1100STDキャブ&パワーフィルターのセッティングが中途半端だったからです。

いったいこのエンジンはどんなエンジンやねん?という事に疑問をもったままでした。

それを計るのはやはり同じ条件で比べないとわかりません。パーツリストには品番やジェット類の番号、サイズは載っています。

で、エアクリーナーを付けた状態で、SD改のセッティングを出せばそれが分かると言うわけです。

 

下に純正エアクリーナーのジェット番手載せてみました。

 

実際のところ、エアクリーナー自体品番は違うのですが、下で国内仕様は750SUだけですし、多くはキャブセットなどで変更してるので、今回はエアクリーナーの差はなしとしてます。

 

y816sd219

 

 

油面

PS

PAJ

PJ 

JN

NJ 

段数

MJ

 

1100STD

(BS34)

22.4

 

160

47.5

5D59

X2

107.5

 

1000STD

(BS34)

22.4

 

160

45

5D58

X1

110

 

750SUSTD

(BS32)

22.4

 

150

42.5

5C32

Y5

112.5

 

750SDSTD

(BS34)

22.4

 

160

40

5D59

X2

112.5

 

750

エアクリーナー仕様

2.1/2

45

130

 

750

パワーフィルター仕様

47.5

ゴム外し

145

 

 

 

060まず初めに060

 

 

基本的に750SDのデータを基準に考えますが、パワフィル仕様で失敗しているように、要は吸気を抑えればセッティングが出るかな?という事で、750SD+αで初期セットを考えます。

 

まず、PJですがゴムを付け1000と同じ45にし、段数は2、MJはSD純正の112.5からですが、まったく走りませんでした。

で、段数だけ4段に。でも駄目。このセットで既にPJを除く全てのセッティングは1000/1100よりも濃いのです。

で、まあ、こりゃそもそも750、1000も1100もあてにならんわっ!ってことですねぇ(苦笑)。

このエンジンはあくまでも、他国、他メーカーのピストンを速くする為に組んだもの以外の何物でもない。という事です。

 

で、諦めの悪い日本人なので、今度はメインジェットを純正値を全くあてにせず、自分の感覚で125と決め走ります。

「きたよ!きたよ」という訳で、ようやく走れるようになりました。が、パワーフィルターの時と同じようにある回転域になると

「ボボボボ」と息つきします。悪夢が蘇ってきました。

「これってパワーフィルターのときといっしょやん(苦)」という訳で、またしてもやり直しというか、キャブにてエンジンを制御できず、、、、、、、

で、諦めの悪い人間なので、段数を最下段に、、、この作戦もパワフィルんときと、いっしょやーーー(苦笑)!

で、まだ走ってませんがこれで出ればいいんですが、、、、、、、

このエンジンの限界は、いずこ〜♪?

 

で、走行。出ましたっ!!中開度は少しバックファイヤーはありますが、もう段数を下げれないので、まあ完成ですねっ!で、MJのみ130に。それにしても、、、、このエンジン改めて、おっもしれ〜(笑)

 

023

 

 

060750に、純正BS34SS&パワーフィルター編060

 

y816sd152

 

ここでキャブのお話ですが、もとの750用のキャブ(BS32SS)は早急に取り外し、まず1000用のキャブ(BS34SS)に変えました。

が、1000はPJも1100より小さく、ニードルもニードルジェットも違います。で、セッティングしていましたが、薄かったのでちょうど1100の黒キャブが出てきたので変更しました。

ちなみに、アイドリング〜低速ではパワーフィルターに変えると、必ず薄くなります。

1000のPJ45では、3回転が適正だったので、まず、PJを変更しなければなりませんでしたが、1100ではPJは47.5で、ここでも薄くなるはずなので、PJのゴムのフタを外します。で、適正をとると2回転で適正となりました。

で、次に低速〜中速ですが、ここではニードルジェット、ジェットニードルのまずは径といったところですが、吹け上がりは上々ですのでそのままとしました。

次に、中速〜高速では、ニードルジェットの段数ですが、これは純正の3段目では全然薄く、スロットル開度1/4以上で、もたつくようです。従って、段数は6段目(最下段)の方がよさそうです。

MJは、全開にはあまりできてないので、まだ余地はありますがとりあえず1100の42.5番アップの155で行ってます。

 

 

 

油面

PS

PAJ

PJ 

JN

NJ 

段数

MJ

 

 

750SU

STD

22.4

 

150

42.5

5C32

Y5

112.5

 

1100

STD

22.4

 

160

47.5

5D59

X2

112.5

 

750S

DSTD

22.4

 

160

47.5

5D59

X2

112.5

 

750

2戻

6+カラーで9段相当

145

 

 

<問題点>

 

hp0133

 

上が1100ノーマルの負圧スプリング

下が750ノーマルの負圧スプリング

 

セッティングを行ってきて問題が発覚しました。というか明確に原因が分かったので、対処法を考えないといけないのですが、メインジェットは通常1/2回度以上ですが、いくら上を回そうにも吹け上がらない症状があり、でもプラグは真っ白。

で、メインジェットを120あたりから170まで上げてみましたが、改善されませんでした。170にすると流石にプラグが黒くなり始めました。

原因として考えられるのは、根本的に負圧よるスロットルバルブが上がっていないのでは?という事でした。

 

1100の負圧スプリングは径0.8mmの素材で、長さ88mm。

対して750は0.7mmに、長さ100mm。で、径が細い分柔らかいです。で、どちらも試しましたが、症状は修まりません。

 

そもそも、エンジンがノーマルではないと言う事と、パワーフィルターという事、ヌケヌケのマフラーという事で完全にキャブの設定を超えてしまってるようです。そもそも、段数が最下段まで行ってしまうと、ニードルを選べない純正部品では限界があります。まあ、金がないので作戦を練っていますが、

 

@   750のスプリングを1100の長さより短く切る。

A   レート、径の低いスプリングをワンオフで作成する。

といった感じでしょうか?

 

hp0134

 

ノーマル位置

 

hp0135

 

変更後

あくまでも、負圧に拘っている私でした。で、いい案が浮かんだのでやってみました。BSにはクリップの上にカラーがあり、これを下にしてみました。

ですので段数で言えば、約9段相当くらいです。これで一気にピックアップが鋭くなりました。そうすると、MJは155では濃く、145にしてみました。

 

<結果>

 

しかし、これでも中開度は良くても、根本的にメインであろう6000rpmの頭打ちは解決せず、中開度としては濃いようで、結局7段相当まで段数は上げました。

で、原因であろう負圧のスプリングも、実際に1100と同等まで短く調整しましたが、改善は見られませんでした。

 

という訳で、原因も不明、エンジンか?

はたまた、キャブか?それは分かりません。

そもそも、負圧という難しいキャブなので、値段と引き換えに、莫大な手間と時間は費やさなければならないと思います、トライ&エラーの5乗って感じでしょうか?

でも、私は負圧の扱い易い特性には、やはり、拘りがあるので、是非BS34の黒キャブでセッティングを完成させたかったのですが、少し行き詰まってしまったので、ここで一先ず休止し、エンジンかキャブかをはっきりさせる為にキャブを変更します。

 

ちょっと確認しにくいですが、ノーマル位置では、クリップより上(写真では右)にプラスチックカラーが入りますが、それを、クリップより下(写真では左)へ。

これで、段数は、実質9段ぐらいまで、下げる(濃くする)事ができ、その状態から、クリップ位置を調節すれば、7段相当、8段相当も可能です。

 

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